以前から興味があった『昆虫食』なのですが、世界中で大ブーム(?)になっているとの事。
そのきっかけは、2013年に国連食糧農業機関(FAO)が出した報告書です。2050年の環境問題、人口増加による食料危機への解決策として、昆虫食を評価したのです。
なので、昆虫食の事をちょっと調べてみました。では、ザックリお話しします。
昆虫食のメリット
ヘルシー
昆虫食は、高たんぱく質に加えて亜鉛や鉄分、カルシウム、マグネシウムといったミネラルのほか、ビタミン、多価飽和脂肪酸など日本人に不足しがちな栄養素を豊富に含んでいます。一方で、糖質が少ないという、とてもヘルシーな食材です。
飼育の環境負荷が小さい
昆虫食の最大のメリットは、牛や豚などの家畜と比べて飼育の際の環境負荷が格段に小さいことです。
飼育期間が非常に短いことや、温度管理などのエネルギー使用量、糞尿処理コスト、二酸化炭素の排出量の低減、広い飼育スペースがいらない、などのことから地球環境にやさしく持続可能な食品といえます。
感染症のリスクが低い可能性
昆虫は、哺乳類と系統的に非常に離れたところに位置しているので、既存の家畜や人に共通する人獣共通感染症のリスクが低い可能性があるそうです。
ここまでは完璧や~!
昆虫食のデメリット
健康リスク
昆虫は、甲殻類アレルギーと同じような症状が発症する可能性があるようです。また、食中毒の原因となるサルモネラ菌の宿主として知られているため、しっかりとした管理や加工が必要となります。ほかに以下のようなリスクの可能性があります。
- 寄生虫などの食中毒のリスク
- 昆虫の体内に残された「残留農薬」のリスク
見た目
さっくは、9割方これがデメリットだと思っています。もともと『虫が苦手』という人は少なくありません。
なのにそれを『食べる』なんて!
さっくは幼い頃から虫に親しんできました。カブト虫、カマキリ、トンボ、セミなど飼ったり捕ったりしてました。そんなさっくでも食べるのは抵抗があります。
日本では『昆虫を食べる』という習慣がないので、仕方がない部分ではあるのですが……。
昆虫食の普及とこれから
昆虫食の普及については、世界に先駆けてEU(欧州連合)で新しい食品として認められました。日本でも安全性についてのルール作りの整備が始まっています。
安全性の高い昆虫の養殖のために
- どのような施設で養殖するのか
- どのようなエサを使用するのか
- 作業者への健康被害はないのか
- 逃げ出した場合の生態的なリスクはどのようなものか
これらを踏まえて日本にあったルール整備が必要になるとの事です。
昆虫食のこれから
- アレルギー問題では、ゲノム編集技術でアレルギーのない昆虫を作ろうと研究が進められている。
- 発展途上国などでは栄養不足解消の為、飼育がしやすい昆虫の養殖が行われ、産業としても期待されている。
- エサの費用や、廃棄物も減らせるメリットがあるとして、食品ロスを利用した養殖の研究が進められている。
- そう遠くない未来に、例えば火星に移住する場合、家畜を飼育するのは難しいので、格段に養殖しやすい昆虫の利用が期待されている。
昆虫食への期待が高まりますね。
実際、食べてみた結果
さっくはビビりなので、一番食べやすそうなのを選びました(笑)
アマゾンで購入。レビューを見ると『罰ゲーム用』で購入されている方が多かったです~(笑)
伯方の塩が付属してました。
やっぱり、見た目が………で、食べてみました………。
………香ばしくて美味しい。普通に食べれます。
美味しいといっても、『昆虫食として考えたら』になりますが……。
この商品は3gで1000円程なので、ちょっと高いですよね。もう少し価格が抑えられればいいのですが。
それとやはり、虫の苦手な方はどのような加工をしても敬遠すると思うので、イメージをどう変えられるかが普及の鍵になると思います。
【参考にさせて頂いた主なサイト】サイエンスZERO公式ページhttps://www.nhk.jp/p/zero/ts/XK5VKV7V98/blog/bl/pkOaDjjMay/bp/p86YdDqBPe/
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