今現在、様々な動画配信サービスがありますが、コロナ禍が終わり競争環境が変わってきました。
国内では、ネットフリックスにアマゾンとディズニーが挑むという構図が変わってきています。
このことについてザックリお話しします。
Amzonプライム・ビデオ
2025年から広告を表示すると発表。
それに合わせて、広告表示しない有料オプションを提供する方針を示しました。
ネットフリックスと同じになるんやな
ちょっと髙いけど広告なし。安いけど広告つきます。みたいな
料金については後日公表するとの事。
広告表示はアメリカでは2024年1月に既に始まっています。
なぜ広告表示するのか?
アマゾンプライム・ビデオは、
『魅力的なコンテンツへの投資を継続し、その投資を長期にわたり拡大していく為である』としている。
配信サービス独自のオリジナルドラマや映画を製作するために投資していきましょうという事。
今、動画配信サービスはオリジナルドラマをめぐる戦いになっている。
例えば、エミー賞を独占して話題になった『将軍』はディズニープラスの飛躍の原動力になりました。
起死回生の一打だったな~
ネットフリックスでは『地面師たち』や『極悪女王』が話題になっています。
オリジナルドラマをどれだけ拡充できるかが、ユーザー獲得のポイントになっている。
しかし、製作費はハリウッド映画並みの数百億円という規模で、その為のお金を作ろうということです。
製作費がエグイ
Netflix
2024年10月に月額料金を引き上げました。
3種類のプランの内
広告表付スタンダードは、税込み790円⇒890円
広告なしスタンダードは、1490円⇒1590円
高画質で楽しめるプレミアムは、1980円⇒2290円
プレミアムけっこう上げたな~
ネットフリックスは『より多くの価値をお届けするため』としている。
ユーザーがどう反応するかな
値上げすると契約期間は短くなりがちで1、2か月加入して、
見たい作品を一気に見て解約するというような契約が増えるのではないでしょうか。
U-NEXT
国内の動画配信サービスのU-NEXTですが、市場調査会社のジェムパートナーズによると、
2023年の日本での動画配信サービスのシェアでU-NXTは2番手。
2022年から2.4ポイントプラスの15%にまで成長してきている。
ネットフリックスは国内で21.7%で首位。しかし、前年よりシェアを落としています。
さらにDAZN、ディズニープラス、Huluなどもシェアを落としている。
アマゾンプライム・ビデオはシェアを上げましたが、1.1ポイントと微増。
U-NEXTは大健闘やな
物量作戦
他の動画配信サービスのようにU-NEXTには、オリジナルコンテンツがほとんどありません。
その代わりに邦画、洋画、アニメ、海外ドラマ、舞台、演劇、ドキュメンタリー、電子書籍など、多種多様なコンテンツを36万本も揃えている。
U-NEXTのホームページでは『観るのも読むのも、これひとつ』とアピールしている。
漫画も読めちゃうのがスゴイ!
U-NEXTの戦略室は、視聴数が少ないコンテンツも残し続けて、とにかく在庫を増やす戦略を取り続けてきた。
オリジナルコンテンツに乏しいからこそ、たどり着いた逆張り的発想だということです。
コスト削減と統合で会員数が増加
U-NEXTは、この物量作戦を可能にするため、内製化を徹底しています。
コンテンツ情報の登録やデータ容量の管理などの細かい作業を外部委託せず、自社内でカバー。
管理費用を抑えてコンテンツを増やしやすい体制にしている。
さらにTBSやテレビ東京系のドラマ作品、バラエティー番組を配信していたParavi(パラビ)を統合して認知度が上がり、
統合前の2023年2月の会員数が292万人だったのが、統合後の2024年5月には433万人に急増しました。
約1年で140万人増はスゴイ!
DAZN
シェアを落としているスポーツ動画配信サービスのDAZNですが、3年連続で値上げを発表しています。
日本でサービスを始めた2016年から2倍以上になっている。
それがシェア低下の原因か……
スポーツの動画配信や、テレビなどの放映権料が跳ね上がっていることが背景にあるようです。
苦肉の企画?
DAZNは独占で、サッカーワールドカップのアジア最終予選、アウェイの試合を配信する予定で、
この中の2試合を無料配信にすると発表。
これには条件があって、Xでの日本代表に関する投稿が累計100万回に到達する必要があるそうです。
日本サッカー協会の会長とDAZNの社長が対談をした中で、無料配信の話が出てきたとか。
DAZNとしては会員増のきっかけになってほしいのではないでしょうか。
動画配信サービス各社、競争が大変ですね
選ぶ側も目が肥えてきたからな~
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