ゲームも生成AIで開発 著作権は大丈夫?

AIは現在、世の中の様々な分野で活用されていますが、その中でもかつては人間でないと作り出すことが出来なかったような文章、画像、音楽、映像などを自動的に作る生成AIの活用が広がっています。

スマホなどのゲーム開発もその一つです。

これまではクリエイターたちの独創的なアイデアや長年の経験と技術によって、開発されてきました。

しかし、この分野でも生成AIが欠かせない存在になりつつあるそうです。

その事についてザックリお話しします。

目次

拡大するゲーム市場

2024年 東京ゲームショウ

今回出店した企業や団体は985で過去最多となり、出店数の半数以上を海外勢が占めました。

さっく

44の国や地域から参加があったそうです

その背景の一つが海外のゲーム市場の拡大です。

主催団体によると世界の市場規模は2023年、29.5兆円となっていて、主に海外の市場がけん引する形で広がっています。

たっく

この4年間でおよそ2倍に急成長!スゴイ!

かつて日本は家庭用ゲーム機が世界で大ヒットして、様々な人気ゲームやキャラクターを生み出してきました。

ゲームというと日本企業や日本人クリエイターの独壇場のイメージ。

その後スマートフォン向けのゲームでファンが広がっていて、EスポーツやVRの最新技術が登場する中で海外勢の進出が目覚ましくなっています。

ゲームの分野でもAIが活用

例えば、ゲームとAIとの掛け合わせ。

ソニーが公開した新型家庭用ゲーム機ではAIによる高度な画像処理機能を搭載しており、キャラクターの素早い動きなどを滑らかで鮮明な画像で楽しめる。

ゲームの中には一人でも遊べるように、コンピューターが対戦相手を務めるものもある。

たっく

これも一種のAIやな。昔からあったけど

AIが進化して活用の幅が広がっているそうです。

AI技術の売り込みも

今回のゲームショウでも会場の一角に『AIテクノロジー』というコーナーがありました。

様々なゲームに応用できる最新のAI技術が紹介されていて、例えば、名古屋市のベンチャー企業は、AIで音声を合成する技術を展示。

これは大手メーカーの野球ゲームに、実況アナウンスの声を自動で合成する機能として搭載されています。

この企業によるとAIの技術が上がって実際の人間の声と比べても、どちらが合成で作られたか分からないレベルになっているそうです。

さっく

NHKのAIニュースも言われなきゃ分からないよね

開発の現場でもAIを活用している

ゲームそのものにAIが使われているものが次々と登場していますが、最近ではゲームを開発する現場でもAIが使われています。

例えばゲーム機器のシステムの品質を確認するテストを、AIを使った専用のシステムで一部を自動化しているそうです。

これによって、プログラムのバグなどをいち早く発見して業務の効率化に繋げる狙いがある。

他にも2023年設立したばかりの社員4人のベンチャー企業は、生成AIを活用して開発したゲームを展示していました。

どのようにAIを開発に活用するのか

ゲームの中には多くのキャラクターが登場するものもあります。

そのキャラクターのデザインに生成AIを使うと短時間で質の高いデザインが可能となり、わずかな人数での開発が可能となる。

例えば生成AIに登場人物が着る衣装のイメージを伝えると、30秒に1枚のスピードでデザイン案を示してくれる。

デザイン案を元に自身が求めるデザインに落とし込んで仕上げるそうです。

この企業では生産性という意味では生成AIは圧倒的に強い。感覚的に開発コストを半分にすることができているとの事。

さっく

コスト半分は魅力的ですね

生成AIの著作権問題

たっく

生成AI最大の問題やな

生成AIは過去の例などを学習して進化していくもの。

クリエイティブな分野では、著作権の問題があります。

生成AIは様々データを取り入れて学習する中で、すでに存在する他の作品に似てしまう懸念がある。

この企業ではAIに学習させるデータを著作権を侵害しないものに限定したり、

最終的に提示されたデザインが、実在する他の作品に似ていないか人の目で確認しているそうです。

大手企業を中心に生成AIの利用には慎重

ゲームの開発がクリエイティブな分野だからこそ、生成AIを使うことへの抵抗感や世間のイメージを気にしている。

ゲーム業界では、これまで多くのクリエイターが自らの手でキャラクターや独自の世界観を作り上げてきました。

AIに多くの仕事を任せてしまう事にクリエイターは悩み、葛藤しているのではないでしょうか。

さっく

AIの広がりに戸惑いが見られるのも当然です

AI開発は広がるか

専門家の話によると、AIの進化と共にゲームの開発現場では3、4年程前から工程を自動化するという所で使われるようになった。

ただ生成AIという点でみると現在のものでは十分な回答が得られなかったり、他の作品と似てしまったりするので著作権の侵害を避けたりする為、

現状では人が確認作業するのが今の落としどころになっているそうです。

非常に長いスパンで見れば生成AIはゲームを革新する技術であることは間違いない。

今の時点では、ゲーム業界はどこに出口があるのかを模索している段階だそうです。

ゲームの世界はもともと進化が激しい分野。

AIが深く関わることでこれから大きく様変わりしていくかもしれません。

さっく

クリエイターとAIの共存

たっく

その先にどんな作品が生まれるのか期待やな

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