いつ起こるか分からない自然災害。
日本は災害大国
地震、大雨、台風、火山噴火……多い!
今回は、知っていると災害時に役立つアウトドア知識の話。
では、ザックリお話しします。
体を冷やさない
災害時には、体を冷やさない事が非常に重要です。
食べることも大事ですが、食べなくてもすぐには死にません。
しかし、体が冷えると低体温症になり、短時間で死に至ります。
軽装備の登山者が数十分間、吹雪にあっただけで命を落とした事がありましたね
暖かい時期でも、雨のなか避難して服が濡れたままだと一気に体温が奪われて命が危険にさらされます。
そのような時に雨具の変わりに大きなゴミ袋があると役に立ちます。
できれば90ℓサイズだと、大人でもスッポリとかぶれて雨具の代わりになる。
首と手の出る穴を開けてかぶる。さらにもう一枚あればポンチョを作ってさらに上からかぶると、かなり水の侵入を防ぐことができます。
★ゴミ袋でのポンチョの作り方(NHK)▶https://www3.nhk.or.jp/news/contents/bousai_tips/cont06.html
また、足元も濡れると体温が奪われます。さらに不快感もあるので精神的にも負担に。
足元の水の侵入を防ぐには、レジ袋などを靴の上から履くのではなく、靴下の上から履き、それから靴を履くと破れることがない。足首はガムテープ等で止める。
防寒対策
防寒で一番大切なのは、衣服や寝具に空気の層を作る事。
新聞紙
今、新聞とらない人が多いけど……
一度、クシャクシャとして、空気の層をできやすくする。
それを上着の中に入れたり、体に巻き付けて更にその上にカッパを羽織ったりする事で防寒性が高くなる。
クシャクシャがポイントやで
クシャクシャとすることで一気に防寒性が上がるそうです。
エマージェンシーシート
シート自体には保温性はないが、熱を遮ったり、反射させる力があるので上に羽織ることで暖かい空気が逃げなくなる。
重ね着の仕方
洋服も重ね方が重要で、綿の物をたくさん重ねても暖かくならない。
濡れにくく、乾きやすい化学繊維の上にウールのセーターを着て更にダウンジャケット着てレインコートを羽織る。これをレイヤードという。
そうやって重ね方を考えることで、より保温性が高くなる。
アルミホイルは必須アイテム
アルミホイルは絶対にかかせないアイテムです。
形を整えるれば皿にもなるし、小さなスプーンにすることもできる。
アルミハンガーにアルミホイルをまくと、それがフライパンの代わりになってちょとした調理ができる。
缶ジュースの上の部分を缶切りで切り取ると、それが飯ごうの代わりになり米が炊ける。フタの代わりにアルミホイルを二重にしてかぶせる。
また、灯の反射板にもなるし、使用後は、まとめると金たわしの代わりにもなる。
アルミホイル大活躍やな!
食料
第一段階として、熱を加えなくてもそのまま食べられるカロリーの高い物。
まずはカロリーの確保が大事です。
山で遭難した方が17日間、マヨネーズで生き長らえた事があるそうです
中身が油、卵と高カロリーやな
マヨネーズはさすがに食べずらいので、非常食でビスケット、ようかん、パンなどがあります。
お餅までありました~
その次の段階では、気持ちが折れないようにする為に暖かい食事が必要になります。
普段、食べ慣れている物、食べやすいレトルトや缶詰などを用意しておくといいでしょう。
その他のアドバイス
- 水をあまり使わない食事法や洗い物に慣れておく。食器にラップをかけて使うなど。
- 洗濯はジッパー付の袋を使い、少量の水と汚れ物を入れて揉んで洗う。すすぐ水がもったいないので洗剤は入れない。
- トラベル用の紙パンツを用意しておくとよい。
- デニム、ジーンズは動きにくく、乾きにくいので災害時には向かない。ジャージ素材、寒い時期だとフリースなどがお勧め。
- 靴下をウールにすると乾きやすく、雑菌がわきにくいので匂いがでにくい。
- 靴は釘を踏み抜く恐れがあるので、スニーカーより底が硬いトレッキングシューズ。安全靴があればいいが、できるだけ頑丈な靴を用意する。
あればよりいい物
ヘッドランプ
懐中電灯よりも両手が使えるので非常に便利。充電式もありますが、電源がないと繰り返し使用できないので、乾電池式がいいそうです。
避難所では、乾電池がよく配られるんだって
ポータブル電源
モバイルバッテリーでは給電できない、家庭用コンセントのAC出力にも対応し、消費電力100W以上の家電なども稼働できます。
スマホの充電がメインになりそうやな
簡易トイレ
凝固剤と防臭袋が入った物で、1人が1日7回使おうとすると3日分で約20個必要になる。
食べるのは我慢できるけど、トイレは我慢できませんよね
災害時には、簡易トイレは必須やな
災害時の対策で大事なこと
できれば、普段からアウトドアやキャンプを体験することがよい。
電気がない事、暗い事、そういう日常とは違う環境に慣れておくことが、いざという時に慌てたりパニックにならなくて済みます。
キャンプは遊びながらそれを体験できるいい機会。
また、いろんな道具などを実際に使って体験しておくことで、心に少し余裕が生まれます。
何でも訓練が大事ですね!
アルミホイルあったかな……
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