車の維持費が上昇しています。
総務省の調査によると2023年の自動車維持費2人以上世帯は、1台につき年間21万2381円で過去最高になりました。月に1万7500円程。
2022年と比べると年間で2万5000円高くなりました。
月に2,000円以上あがりました
これには様々な要因があります。
その事についてザックリお話しします。
要因その① ガソリン代
2022年にロシアによるウクライナ侵攻によって、世界的に原油価格が上がりました。
当然、ガソリン代も上がるわな~
現在、原油価格自体はドルベースでみると、侵攻前に戻ってきていますが、日本も場合は円安の影響で高止まりの状態。
2023年は、年間で約7万円に達しました。2020年と比べると1万8000円も増えています。
下がる気配は今のところなさそうです……
要因その② 自動車保険料
2023年は年間3万7000円程で、中長期的に上がっています。
大手の保険会社が2024年から値上げを実施しているので、今後もっと上がるのではないか。
4万円超えるか……
そして現在、保険会社と自動車整備業者との間で団体交渉が行われており、
保険会社からの要請で行う事故車の修理工賃が、低すぎると整備業者が保険会社に訴えていて、
17.5%の引き上げ幅を受け入れてほしいとしています。
これが通ると、結果的に保険料が上がりますね……
時間差で上がる可能性が高いな~
さらに金融庁は、損害保険各社に対して整備業者に支払う修理工賃の計算方法を見直すように要請しました。
修理費用の実態調査にも乗り出しました
その結果、かなり修理工賃を保険会社が抑えている現状が明らかに。
損害保険会社が支払っている修理工賃についても見直しが迫られるのではないでしょうか。
こうした流れは、ビックモーターの不祥事がきっかけやな
要因その③ 整備費
現在、車検、定期点検、修理費などが高くなっています。
その中でも定期点検のコスト。消費税の増税を除くと30年間、料金は変わらなかった。
しかし今、変化が起きています。
整備の際の1時間当たりの工賃価格を工賃単価といいます。
日本自動車整備振興会連合会によると、工賃単価の平均は、自動車整備工場で2022年に対して2023年は3.5%増加しました。
自動車ディーラーでの工賃も2.9%増加。
この先も上がる可能性があるそうです
なぜ整備費が高くなったのか?
自動車自体の高性能化。ガソリン車だけでなく、ハイブリッド車や電気自動車などの新しい技術が増えました。
また、『つながる車』などのデータのやり取りや、自動ブレーキなどの運転支援機能も標準装備になり、
その為に新たな検査設備を導入。整備士も検査や修理の研修が必要になりました。
さらに、業界全体の人手不足もあり、人件費を上げざるを得ない状況なんだそう。
ここでも人手不足か~
そこで今、伸びているのが……
カーシェアリングです
ここ数年のガソリンの高騰で、利用率が上がりました。
カーシェアリングは、レンタカーと違ってガソリンを満タンにして返す必要がなく、月額の基本料金と利用時間に応じた料金を支払うシステム。
ガソリンが上がったからといって、すぐに料金に反映されないというメリットがある。
今後、またカーシェアリングの需要が増えるかもしれません。
カーシェアリング大手のパーク24の2023年11月から2024年1月の利用状況をみると、純利益が前年同期比で62%増えたそうです。
スゴイ!
コロナ後の旅行などで、カーシェアリングを利用する人が増えているとか。
維持費の増加がカーシェアリングの追い風になっています。
そもそも車の所有は必要か?
車はもともと金食い虫。
週末とか、たまにしか車を使わない人はコストを計算してみましょう。
その結果、カーシェアリング、レンタカー、タクシーの方が安くすむかもしれません。
家計に余裕ができるかも
ただ車には、移動手段の道具としてではなく、趣味やステータスといったものもあるので、一概には言えませんが。
車がないと不便な人は多いやろな~
できそうな人は一度、車に関する全てのコストを計算してみてね!
車を何年乗るかによるけど、普通に月5万とかいくんだよね……
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