今、日本からワーキングホリデーを利用して、オーストラリアに向かう若者が増えているそうです。
ワーキングホリデー?
ワーキング・ホリデー制度とは、二国・地域間の取決め等に基づき、各々が、相手国・地域の青少年に対し、休暇目的の入国及び滞在期間中における旅行・滞在資金を補うための付随的な就労を認める制度です。各々の国・地域が、その文化や一般的な生活様式を理解する機会を相手国・地域の青少年に対して提供し、二国・地域間の相互理解を深めることを趣旨とします。
外務省 ホームページより
30か国・地域との間で同制度を導入しています(2024年6月3日現在)
【詳しくはコチラ】外務省ホームページ▶https://www.mofa.go.jp/mofaj/toko/visa/working_h.html
そんなワーキングホリデーの現状についてザックリお話しします。
ビザの発給が過去最高
オーストラリア政府が2023年の6月までに日本人に発給したビザは、14000件余りで過去最高でした。
コロナの終息や円安、高い賃金水準が要因とみられています。
オーストラリアの最低時給は日本円で2400円余り。(2024年6月現在)
日本の倍!
今後、2500円を超えるらしいで
日本と比べ、物価が高く生活費も高いですが、それでも魅力的と感じる人が多いんだとか。
時給はいくらぐらい?
取材した中で最高だったのは、食肉加工会社で働いている方で、時給が日本円で4700円!
冷蔵倉庫の中で、フォークリフトを使っての作業。資格も必要で過酷な労働環境という事での時給。
また、屋内の解体工事の仕事は、時給3700円余り。月収は70万近くになるそうです。
節約すれば月50万は貯金できるんだって
この方は、貯めたお金を開業資金にあてるそうです
みんな稼げるのか?
実際、みんな稼げるかというと、人気の高い飲食業では競争が激しく、なかなか仕事が見つからないのが現状。
なんとか仕事を見つけようと、カフェやレストランに飛び込みで履歴書を配ったりしているんだとか。
中には100件近くまわってやっと決まった方も
また、仕事が見つかっても、英語が上手く話せないなどの理由で、シフトに入れてもらえなかったり、当日になって、今日は忙しくないから、こなくていいなんて事もあるそうです。
2、3かけ持ちも多いんだって
その結果、生活費が賄えず、帰国してしまう人もいるそうです。
厳しい〜
渡航先で困らない為には
ワーキングホリデーのトラブルには、最低賃金以下で働かされたり、セクハラやパワハラ被害もあるそうです。
しかし、英語が苦手でどこにも相談できず、せっかく見つけた仕事を失いたくないと、泣き寝入りするケースも少なくないとか。
ワーキングホリデーの制度自体は、海外経験や語学にはとてもいい制度です。
日本である程度、語学力をつけたり現地で知り合いを作るなど、何かあったら相談できる場所を準備しておきましょう。
海外で働くことは貴重な経験やな!
しっかり準備して滞在を楽しもう!
マイあさ!ワールドリポートより抜粋▶https://www.nhk.or.jp/podcasts/listen_world_report.html
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